梶村 寛2021年9月25日読了時間: 3分9/18, 19 ようやくの現場設営当初5月に予定されていた建設日程は、新型コロナウイルスのパンデミックによって9月に延長されました。 4ヶ月半にわたる中断の間、5月に完成した膜体や各部分のパーツは資材置き場で保管されていました。 9月18日の設営日は、台風の通過に伴う雨模様でした。午前中は雨足を伺いながら、...
藤堂真也2021年5月16日読了時間: 5分形態スタディ どうやって形態を生み出していったか[設計コンセプトの記事]でお話ししたようなコンセプトや形態は、パビリオンのような小規模建築物においても一朝一夕にデザインされるものではなく、様々な過程を経て生み出されています。この記事では、デザインが生み出された過程についてお話ししようと思います。 2月初旬...
藤堂真也2021年5月16日読了時間: 4分はじめて記事をご覧になる方へ パビリオンの概要初めまして!私たちのWebサイトを訪れてくださりありがとうございます。 私たちは東京大学工学部建築学科の学生で構成されたパビリオン制作のチームです。 例年通り5月の展示に向けパビリオンの設計・制作を進めていたのですが、直前でパビリオンの展示を延期することになってしまいました...
佐伯 直彦2021年5月15日読了時間: 1分構造実験ペグがどれくらい引き抜きに抵抗するのか、接合部は本当にカシメで大丈夫か、、、など実際に実験しなければわからないことが多かったので、実地で試してみました! 実験①ワイヤー接合部(アルミスリーブカシメ部分) 穴の空いたアングルを写真のように2つ並べて、片側でバックルの長さを縮め...
藤堂真也2021年5月14日読了時間: 4分設計コンセプト今年のパビリオンは一言で表すと「林立するオーガンジー布からなるボロノイ膜体」になります。この形態がどのような意図を持ってデザインされたものか、この記事ではお話しします。 ボロノイ膜体を吊り下げたパビリオン このパビリオンのコンセプトは①コロナ禍パーティションからの連想、②水...
割鞘 奏太2021年5月14日読了時間: 3分構造 コンセプトから解析まで構造コンセプト ボロノイ状(※1)のワイヤー網は、きわめて密度が低く、それでいて密度が不均一な膜とみなすことができます。母点が疎な部分はワイヤーが少なく柔らかい膜となり、母点が密な部分はワイヤーが多く硬い膜となるのです。...
梶村 寛2021年5月14日読了時間: 3分デジタルファブリケーション建築情報技術を活用したデジファブ デジタル施工の様子 施工に際しては、最近流行りの「デジファブ」分野にも挑戦しています。 「デジファブ(デジタルファブリケーション)」とは、コンピューターを利用してデジタルデータからものづくりを進めるやり方のことです。3Dプリンターなど全自動...
梶村 寛2021年5月14日読了時間: 3分配信方法の検討https://vr.u-tokyo.ac.jp/virtualUT/engineeringsquare/ バーチャル工学部広場への入り口↑ 人がいない建築?! バーチャル東大に設置したバーチャルパビリオン 「感染症対策のため、パビリオンに来ていただくことができない。」...
梶村 寛2021年5月14日読了時間: 2分ワイヤーの切り出し、網の編み上げ網を何で作るのか ワイヤーによる擬似膜構造 構造の検討で考えた網のモデルを、さて実際に作ろうとすると、いったい"何で作ろうか"という問題に直面します。モデルと全く同じ太さ0の理想的な(数学的な)線分を使うわけにはいきませんので、コンペでデザイン案が選ばれた2月ごろから、いろ...
佐伯 直彦2021年5月14日読了時間: 2分アンカーコンクリートの打設ボロノイ図形 コンペ案で提出された形式だと柱に曲げがかかって倒れそうになってしまうので、柱の外側にアンカーを置いてバランスを取らなければなりません。 コンクリートブロックを置く?いやいや、せっかく材料研のメンバーがいるなら自分たちで打とうよ、どうせ打つやるなら面白い形がいい...
伊藤 光2021年5月13日読了時間: 3分布の選定、切り出し・取り付け方法の検討プロジェクションによる墨出し 最初のモックアップ作成時に見つかった問題が、ひとつひとつ形の違った、また最終的には300枚以上にも膨れ上がった大量の布を切り出すにあたってどのように墨出しをするのかということです。 当初、私たちは、何も考えずに型紙を印刷してそれに沿って切り出す...