ペグがどれくらい引き抜きに抵抗するのか、接合部は本当にカシメで大丈夫か、、、など実際に実験しなければわからないことが多かったので、実地で試してみました!
実験①ワイヤー接合部(アルミスリーブカシメ部分)
穴の空いたアングルを写真のように2つ並べて、片側でバックルの長さを縮めていくことで、反対側のワイヤーが引っ張られていく装置を作成しました。この装置で400kgfまで測定できたため、ワイヤー同士の接合部に関してはカシメで十分とわかりました。
実験の様子。てこの原理は偉大。
実験②ペグ引き抜き
アンカーとしてコンクリートに加え、ペグも使用するため実験しました。徐々に引張を強くしていき、弾性範囲で留まる荷重を探ります。120kgf程度までは十分に抵抗しましたが、それ以後ペグがぐにょんと曲がってしまいました。
土圧によって曲げがかかって塑性変形しました
実験③あと施工アンカー、アイボルト
アンカー用のコンクリートとワイヤーの接合部である、あと施工アンカーとアイボルトについても引張強度を確かめました。童話の『大きなカブ』よろしく、大学生3人が全力で引っ張っています。接合部は200kgまで耐えられましたが、先にアンカー自体が転倒したため、その検討が今後重要かと思われました。
現代版大きなカブ
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